隣野猫佑さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2012/9/10 23:57
- 今日は空猫全開です。閲覧注意
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- 生を一歩越えた死か…。
死で踏み出せぬ一歩か…。
【タイトル募集】
彼はもう、
人生の歩みを止める…
いや、止まる。
…と宣告をされました。
とても扱えそうも無い様な機械。
ベッドに横たわるキミ。
無機質な白い部屋。
ベッドの横に椅子を持っていき
キミの手を優しく握りしめた。
いつから…、
ねぇ、いつからこんなにも
細くなった体を、隠していたの
いつも着ている長袖シャツじゃ
気が付けないよ。
気がつかなくて、…ごめん。
不意に涙が込み上げるのは、
もう、本当に。
未来は無いのだろうと
直感的にも感じてしまうから。
「私を置いていかないで」
キミの手を少し強く握りしめた。
弱々しく僅かに握り返した手
そして微かに声が聞こえた。
キミの言葉を、聞き逃がさない様に
顔を近づける。
何一つ、一挙一動、
一言一句を忘れない様に。
この言葉を聞いた途端に、
もう、溢れる涙を
止める事さえ忘れ、泣いた。
きっと、一生、
頭から離れないキミの言葉。
「僕を、置いて、いかないで」
- 生を一歩越えた死か…。