おぎりさんの日記

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- 2011/9/29 19:35
- 河瀬直美さんの講演会に行ってきました
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- 今日は午後から、映画監督、河瀬直美さんの講演会に行ってました。
  
  ずーっと前からこの監督、大好きでして。
  カンヌ映画で賞とか、そんなん抜きにして、大好きなんです。
  日本人の当たり前の心について、改めて触れる機会でした。
  
  「宗教は大事です。」
  
  「太陽や土や風や雲や水や火に、感謝と祈りを。」
  
  「不安定な地球の自然の中に住んでいる我々は、常に恐れを持って生きるのが大事だと思います。」
  
  「何より、かつては当たり前だった家族との繋がりを大切に。」
  
  等々を、彼女の言葉で、彼女の響きで。
  
  文章にするの難しくて、書きにくいけど、琴線に触れるたくさんの言葉を、彼女の声でいっぱい頂けました。
  
  俺も人間は、目に見えないモノへの恐れは持って生きなきゃいけないって思ってる。
  恐れと謙虚は、凄く大事なのだと思うのです。
  
  お寺で講演って言うのも良かったなぁ。
  
  お寺って昔から宗教（恐れ）の発信源で、古くは「駆け込み寺」とか「寺子屋」とか、その立ち位置は教育や困った人達の逃げ場所でもあったりした場所ですよね。
  
  本来の宗教の意味は、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念で、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼。
  カタチにしなくとも、心に恐れと信念を持つ事は重要だなと思うのでした。
  
  河瀬さんは講演開始と終了の際、本尊様に綺麗に一礼していました。
  
  やっぱり素晴らしいぞ、河瀬直美さん！
  
  今日は、有難い説法が聞けたな…と思いました。