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    • 2014/8/9 13:01
    • ※第二話※(続き)
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    • 私は驚きすぎて声も出ませんでしたが、その声の方に行ってみると階段の下で娘たちは
      「パパ2階のあそこから顔出してたよ」
      と2階を指差しながら言いました。
      もしかして病院から戻ってきたのかしら?その時はそう思いながらも娘たちと階段を上がってパパの部屋にに入った時です。
      「バタン!バタン!!」
      一階から何かが倒れる音がしました。
      私は娘を残し今度は一階に降りて何が倒れたのか探しました。
      倒れたのは一階の居間に飾っておいた私と主人の写真でした。
      私は悪寒と共に不吉な何かを感じたました、その時 !
      「リリリーン・リリリーン・リリリーン」
      電話の音がけたたましく鳴り響いたのです。
      「もしもし桜井です」
      「中央病院ですが、桜井さんが先ほど危篤状態になりましたので至急こちらに来ていただけませんか、なるべく早くお願いします」
      すぐに子供達を連れて病院に行き、主人の病室に駆け込みました。
      既に酸素マスクも心電図も外されてました。
      「みなさん揃ったようですのでこの時間でご臨終とさせていただきます。ご愁傷様でした」担当医は事務的な言葉を並べ
      「桜井さんのお体をお清めしますので10分くらいしたら戻ってきます。その間にご家族で最後のお別れをしてください」
      そういうとお医者さんと看護婦さん(当時の言い方)は病室を出て行きました。
      突然のことで何一つまともに考えることさえできずに数日が過ぎ、落ち着いた時にいろいろ思い返してみると、今でも鮮明に覚えてる次女の言葉。
      「パパさっきまで隠れんぼして遊んでくれてたのにどうしたの?動かないね!しんじゃったの?」
      あの時主人はこの世とのお別れの時、最愛の子供たちの顔を見たくて間違いなく家に来たのですね。
      そして写真を倒したのは・・・。

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