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    • 2014/8/8 17:19
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    • お店に入るといつもの席に座り
      「マスター今日もemojiもらいますね!」そう言うか言わぬうちに私は生ビールのサーバのところにいって自分でビールを注ぎ始めてました。
      ビールを注ぎ終わり店の中を見渡したら、あれ?先ほどのご老人が見当たらないんです。
      決して広い店じゃないのですがどこにも見当たらない。
      宴会なら座敷でやるので、もしかしたらと思いマスターに聞いてみました。
      「マスター今日は宴会入ってるんでしょ!忙しのにいつもすみませんね(^_^;)」
      「え?!宴会入ってないよ~いつも通り長谷ちゃんが一番のりだよ」って笑いながら答えました。
      「でも・・・さっき・・なぁ~」
      私は山岡に同意を求めるように話しかけました。
      「はい、長谷川さんの言う通り俺たちより先にじいさんが確かに入っていきましたよ」
      開店前で暖簾がかかってないから扉の動きまでよく見えていたので間違いないはずなんです。
      「こんな狭い店なら誰か入ってくれば私だってすぐに気づくだろ!なにかの見間違いだろwwwお盆の時期だからって脅かそうと思ってもダメだよwww」マスターは笑いながらそう言ったのですが。
      私と山岡が真剣な顔で、どんな感じの方だったか説明をしてるうちにマスターの顔が険しくなっていきました。
      マスターにはその老人に心当たりがあったのです。
      マスターが言うには去年の今頃亡くなった方がどうもその方にそっくりだというんです。
      名前は柳下さんというそうです。
      亡くなるまで十数年1週間に2回程度、夕方来てビールとお酒1合を飲み、つまみ数品を頼んでいたそうです。いつもニコニコしながら美味しそうに飲み・食べそして特に何も話すこともなく帰っていくお客さんだったらしく、マスターも柳下さんの名前以外は素性が分からない方だそうです。
      風の噂で亡くなったと聞いたのも数ヶ月経ってからだったそうです。
      マスターと私たちはその方がお盆のこの時期に懐かしんで飲みに来たんだねと、空いてる席にお酒をおいてあげて、私はそれから2時間ほど飲んで店を出ました。
      あれから1年、今でもすごく心に残っています。柳下さんにとってもあの店は唯一の行きつけの店だったのでしょうか?そして路地で見かけたあの老人は亡くなった柳下さんだったのでしょうか・・・・。

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