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    • 2016/12/25 2:09
    • もう、yo怪の日記で その七(その3)
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    • もう、yo怪の日記で その七(その2)の続きです。

      サトリちゃん「バンってホ・ン・トつまんない。」

       桃色の少女が膝に頬杖をついて本当につまらないものを見たといった感じに冷ややかに揶揄すると、もう屋根から降りようと膝をはたき立ち上がる。

       瞬間、バンは屋根の上にいることも忘れ、沸騰したやかんの如く、真っ赤に逆上して立ち上がった!高いところへ恐怖心も吹き飛ぶほどに。

      天邪鬼バン「・・つっ!出てやるよ!だけど、嵌められて出ていくんじゃねー。今までの天邪鬼とわちげー!判ってて出てやる!一周廻って出る最先端の天邪鬼だ!俺が時代の先を行ってるんだ!まだ時代が俺に付いてこれてねーんだからなっッ!!!。」
      天邪鬼は目を金色に輝かせ、キバをむき、全身から湯気を吹き出しつつ、肩で息をきらせながら吠えた。       
       ピンク色のサンタ少女は、ふーっとため息をついて黄色い天邪鬼の手を取る。

      サトリちゃん「じゃあ降りよう、もうはじまってるし。・・・あと私がつくった煮っ転がし、まずいから食べちゃダメだから。」

       天邪鬼はまるで捕まったウサギみたくおとなしくなってうなずいた。
      たぶん一周廻ってにっころがしも食べるはず。


       もう、日も落ちかけて、かなたの空で僅かに金色と赤紫色に輝いている。
       あちこちの家で、お祝いの灯がともる。 
       ふっと吹き抜ける冬の風にもご馳走の香りが乗っていて聖夜の色に変わり始めた。




      もう、yo怪の日記で その七(その4)に続きます。

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