しいちゃんさんの日記

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- 2011/1/4 2:03
- またね
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- 輝く命…しいの思いをそのままに書きます。悲しいのヤダと思う人はスルーしてね。
  1／3 昼に会社から連絡があった。
  しいの担当している患者さんが急変したと。
  
  患者さん 4年前からの付き合いでしいは患者さんを『おかあさん』と呼ばせてもらうほど可愛がってもらったんだ。
  肺がんの末期。病院での治療はすでになく在宅で過ごす。
  去年のあの猛暑でだいぶ体力がおちたなぁ～としいは感じていたんだ。
  それでもおかあさんは
  『しい散歩行こうか？買い物行こうか？』と笑ってるんだよ。
  かなり辛いはずなのに。自分のことで精一杯なはずなのに。
  そんな日々をかさね 12月に入っておかあさんがダンダン弱っていく姿をみていつもなら帰りぎわ『お母さん何かあったらスグ連絡するんだよ』の言葉が言えなくなって…
  おかあさんに何て言葉掛けたらいいのか分からなくなって…
  そんな時しいの大切な友達が教えてくれたの『またね』
  
  それからおかあさんに
  帰りの挨拶に
  『おかあさんまたね』
  またね… このたった3文字。普段何げに使っている言葉。
  しいは明日もおかあさんに会いたいよ！とたった3文字に思いをつめこんで。
  でも… おかあさんの様態が悪く入院が決ったんだ。この状態で入院になると家には戻ってこれないって2人とも分かってる。
  入院まえの日
  約束の出来ない…
  『おかあさんまたね』って手をギュッと握りしめることしか出来ないしいにおかあさんも『しいまたね』って握り返してくれた感触忘れないよ。
  仕事上入院になると患者さんに個人的に逢うことも出来ない。それが会社のルールであって他の患者もいる。無責任な事も出来ない。
  出来るならたくさん可愛がってくれたおかあさんに逢いに行きたかったよ。
  『記憶の中できっと2人は生きて…』
  そんな歌詞あったよね…
  しいはもっともっとおかあさんと触れていたかったよ。
  
  さんざん泣いたよ。
  
  おかあさん…
  今まで横になると苦しくてソファに腰掛けてウトウトするだけだったもんね。
  食べたくても食べられなかったもんね。
  
  認知症の旦那さんの心配ばっかりしてたもんね。
  
  おかあさん…
  ゆっくり休んでね。たくさん食べてよ。おとうさんのことは心配しなくていいからね。
  
  笑った顔しか浮かばない。
  生きる強さ本当の優しさおかあさんにたくさんもらった。
  しいはおかあさんに出会えて幸せです。
  
  『おかあさんまたね』