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    • 2021/3/29 9:41
    • ヒトヒラのハナビラ
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    • 秋月 茜

      ……何しに来たの。………ーーーーーっ、はぁ?!!

      (新学期が始まり数日が経ったある日の放課後。オレンジ色の夕焼けが照らす教室で1人、しん、と静まり返った教室で響くのは日誌を書くペンの音だけ。本来、日直は2人でするものなのだが相方は用事があるとだけ残し半ば強引に仕事を押し付けられ今に至る訳なのだが、その相方にも断る勇気を持ち合わせていない己にも苛立ちが募り。軽く溜息を吐き出しペンを動かす手を止め、窓から見える夕陽へと目を向け。その刹那、扉を開く音にビクッと肩を揺らすと同時に目線も其方へ。視界には見慣れた姿、最近やたらと絡んでくるその相手、そして密かに好意を寄せている彼の姿がある事に驚きを隠せず目を丸くして。彼が何やら言葉を投げ掛けながら己の座る席の前の椅子に腰をかけ此方を覗き込むが、嬉しさ恥ずかしさ、色んな感情が交差し必死に取り繕う表情は無。元より感情や気持ちを素直に表現する事が苦手な故に愛しい相手にすらぶっきらぼうな態度になり。目を合わせる事など難易度が高過ぎるが故に、止めていた手を動かし目線も下へと落とし日誌を書き進め。その間にも彼の口は止まる事無く次から次に言葉が紡がれ、然し人付き合いもまともに出来ない己には何と返していいものか分からず悶々とし。それでも態度を変えず接してくれる彼の存在は大きく何処か居心地のいいものを感じていて。だが、次の言葉が耳に入るや否や驚愕で思わず大きな声をあげると同時に落としていた目線を彼へと向け。紡がれた愛の言葉。いつか自分が彼に伝える事が出来たらーーと、考えていた言葉を彼の口から聞けるなんて思ってもいなく。嬉しさでいっぱいになった胸の内を、己も同じ気持ちだと伝えなければ返事をしなければと思うのだが、思うように口が動かせずただただ顔を紅くし。時が止まってしまったかの様に思えるこの空間、呼吸が少しずつ速くなるのを感じ。徐に彼が椅子から立ち上がると、行ってしまうと咄嗟に彼のシャツの裾を掴み、突然の己の行動に自分自身も驚き彼も同じな様で。恥ずかしさで真っ赤になった顔、そして瞳は潤ませながら彼を見詰め、紡ぐは己の本心)

      ………っ、あ、の…えと、そ、の………わ、たしもっ…す、き…っ。ずっと…好き、だったの…!

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