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- 2013/12/5 13:05
- ダンゴムシのアルゴリズムと世界と
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- もう読み取ろうとして読めなくなってきてます。
アルゴリズム(以下アルゴ)とは平たく言えば「目の前の問題を解決する為の手順。」
で。ダンゴムシの場合、小さな虫用の迷路に放り込むとダンゴムシは最初に右、次に左。最初に左なら次は右。と「右左右左」を間違いなく繰り返して迷路を脱出する。この行動がダンゴムシのアルゴ。テントウ虫は「必ず高い位置に移動して最後は飛ぶ」これはテントウ虫のアルゴ。虫にもアルゴがある訳です。
このアルゴを応用したのが「お掃除ロボ」この掃除ロボもアルゴ。ネットショップで興味の商品を覗くと「この商品をお買い上げの方はこんな商品を。」と関連品を紹介されるのもアルゴ。要するに「特定の商品に興味を示した人間が他にどんな商品を覗いたか?」のデータを採取してパターン化し先読みして紹介する。もうアルゴは今の私達を取り囲んでいます。
しかし困った事にこのアルゴにコンピュータが関わったばかりに良くない事も起きています。
今や株式市場もアルゴです。元は「でかい取引で大儲けしたいが一人がでかい金を動かすと何をしようとしているのかバレるから一人を小さな百万人に成り済まして出し抜く」方法をコンピュータ上でやる手口が発明され(要するに百万人になりすますアルゴを考えて)今度はそのコッソリの手口を見破る為、膨大な手口と思しき株の動きをパターン化してアルゴを見つけ、見破って出し抜く。と互いにアルゴを使った化かし合い。現在のアメリカの株取引の7割がアルゴ利用した取引。
でもこのアルゴを使った化かし合いの最も問題な点は「コンピュータが噛んでるお陰で何故こんな株取引が行われたのか?」と取引をする当人達も分からなくなっている事です。
いずれ家の設計もアルゴになるだろうし、服の流行もアルゴ。新たな道路作りもアルゴが間違いなく関わります。でも「何故ここに道路が必要と回答したのか?」「次はこのデザインがヒットするとコンピュータが言っているけど?」と人間が理解に苦しむ事も起こるでしょう。
だが少なくともアルゴを日本以上に信じているアメリカはアルゴが円滑に働く為の大工事に邁進しています。今や100万分の1秒の差で株で大儲け出来たり出来なかったりするのが株取引で「以前より100万分の3秒誤差が縮む。」の理由でニューヨーク~シカゴ間の全長約1200kmの株取引専用の光ケーブルのトンネルを掘った程です。
- もう読み取ろうとして読めなくなってきてます。