アテルイさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2012/4/19 20:18
- 何となく書いた詩
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- あいつの作曲したデリケートなメロディーの隠し味のようなあの殊勝なフレーズにちょっといじらしさを感じながら俺はコーヒーをすする。
まるで失恋の結末を知らずに「あの人こそすべてさ」と髪をいじりながら胸をときめかせる、初恋をしている高校生坊やのようなシャイな思いつめは、あの武蔵野の夜景にはリアルに悲し過ぎたよな。
結果論の愁嘆を、お説教臭く語るほど俺は、現実主義者でない側面があるから寂しく笑うのさ。
尾崎の歌を聴きながら、不思議とレゲエの口笛を吹く地味な男とわかってるよ。
レンガ作りの家のわきを歩く青年はまるで一度の失恋が世間のすべてかのように肩をすくめて友に語らう。翌朝、シジュウカラ雀が恋の歌を歌う森のわきのレンガ作りの家の側でな…。
早熟な恋を肯定するようなメロディーにイカレてる妹を叱ったあいつを思い浮かべて、やるせない苦笑をした。
- あいつの作曲したデリケートなメロディーの隠し味のようなあの殊勝なフレーズにちょっといじらしさを感じながら俺はコーヒーをすする。