アテルイさんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2012/4/7 23:06
    • 夢日記【トパットミの巻】
    • コメント(11)
    • 閲覧(36)
  • "アバター"
    • 子供に戻って、山にいました。
      鬼ごっこをしていたらしく、仲間とはぐれて、森の中で足を折ってしまったらしい。
      夕暮れになりかかっており、少し遠くで狼の遠吠えが聞こえました。
      僕は緊張して震えました。
      泣き寝入りしてたら、鬼ごっこをしてた先輩が来ました。「お前、こんなところにいたのか。足を折ったのか。」僕は黙ってうなづきました。
      先輩は「俺におぶされ」と言って、僕をおんぶして、集落まで帰りました。
      それから数年して、その先輩の家族は、新しい土地を求めて集落を去りました。
      さらに数年して、僕も成人してました。
      ある夜、盗賊が僕の集落を襲いました。
      集落の男達は盗賊と戦いました。こちらが数で圧倒的に勝り、盗賊を殺しました。盗賊の首領は顔を隠していました。
      僕はその彼の剣を打ち払い、追いかけました。
      森の近くの草原で、彼に追いつき、馬乗りになって殴りました。
      そして、そのほっかむりを取りました。
      覚えのある面影がありました。
      「せ、先輩…?!」
      「許せ…」
      「ふざけるな!」
      僕は先輩の腕をへし折りました。集落の仲間達が追いつき、先輩を縛り上げました。
      集落に戻って会議をした結果、先輩は介さいなしの切腹になりました。
      僕は許してやる方を主張しましたが、多数決で負けました。
      彼は腹を切り、血だらけでのたうち回って苦しみながら死にました。
      さらに年月が過ぎ、僕は白髪の爺になりました。孫にいつもお話をしてやりました。
      ある日の昼、年老いた僕がうたた寝をしていました。
      咳が止まらず、胸が詰まるような、何かが暴れまくるようなとても苦しい感じがしました。
      孫が「じいじ!じいじ、どうしたの。お話してくれないの?…じいじ、死んじゃいやだ。死なないで!じいじ」と鳴き叫んでました。
      意識が薄れ遠のく。
      老人は夢の中で子供に戻ってました。
      杉と蝦夷松の茂る夏の夕暮れの森…。
      (グスン…、足が折れちゃったよう…)少年は泣いてました。
      ガサガサと懐かしい人の気配。
      「お前、こんな所にいたのか。足を折ったのか」懐かしい声でした。
      「俺におぶされ」
      老人は目から涙が溢れました。
      (あいつをもう許してやろうかな……)
      「じいじ!じいじ!死んじゃいやだ。」
      孫の泣き叫ぶ声、老人はうっすら涙を流して、息を引き取りました。



コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

アテルイさんの
最新日記

アテルイさんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記