昭和の涙さんとモバ友になろう!
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- 2010/10/28 20:00
- 際
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- 父の祖母が息を引き取った
初めて親父が泣く姿を見た
俺は15で家を出たし、
地方独特の閉塞感に馴染めなかった嫁の典型である母の影響で父の親族とは思い出がほぼなくお世話になった記憶もほとんどない
だが父のああいう姿を見る事は唯一悲しかった。俺にも人の心はまだあるか。
その実
久しぶりに会う親族は一同葬式の皮算用
久しぶりに会う孫自慢
天寿を全うする者
小学生で首を釣る者
祖母共々若くして命奪われる者
何が幸せで
悲しみの差は
祖母の遺言もあり葬儀は一式とり行われた。
父は次男。喪主をつとめ祖母の長男は息を引き取った日も葬儀の日も顔を見せる事はなかった
誰かが言った
思い残す事もないだろう
病院のベッドで二年。息をするだけの生活で満足行く最後を迎えたとでも?
俺の親父しか病院に足を運ぶ人間はいなかった。
5人兄妹なのに。血の繋がりは捨てる事はできないのに。
思い残す事がない
何とでも言える
病院や住職へのお礼はいらないのか等口に出すものも言た
ソレが仕事なんだから何故そんな事をする。普通そう思うだろう。これが人口の少ない田舎の姿。周りの目を気にし噂、体裁ばかりを気にする。
気性荒く思った事を即口に出す母が父の身内に嫌われてた理由はなんとなくわかる。孤立して夫婦でありながらも35年孤独だっただろう。
餓鬼の頃はそんな事考えもしなかった。
俺もいい歳になって親父には悪いが親族には馴染めそうもない
けど、
そんな良くも悪くもイエスノーをハッキリ言う困った嫁と身内の板挟みだったろう親父も苦労しただろう。
わんわん泣く歳で逝った訳でもないし
わんわん泣きゃいいってもんでもない
んなこたあ理解してる
でも釈然としない
(゚Д゚)ンがー
難しいな。
不器用に生きた軌跡の果てに、か。
ただ想うは
両親には元気でいて欲しいと思わずにはいられない
遠からず訪れるその日迄
- 父の祖母が息を引き取った