☆舞花☆さんとモバ友になろう!
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- 2011/8/2 23:39
- 続・恐怖のお泊まり
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- その誰かと目が合った…。
その目に瞳はなく 一点の光もない ただ黒い闇だけの目でした。
目前にいるのに私の耳元で声がした
『お前、見えてるな…』
私は凍りついたまま目をそらすこともできませんでした。
文字にすることのできない 甲高い笑い声が耳元に響きました。 もう一度
『お前、見えてるな…』
その誰かは ゆっくりと彼女の首から手を離した… と思った瞬間 その誰かは私の目前にいて その手は私の首にありました。 氷のように冷たく そして固い手でした。
私はただ…ただ『助けて…誰か、助けて』と心の中で思い叫ぼうとしましたが声になりませんでした。
その誰かの手が私の首を絞めだしたと同時に鳴るはずのない目覚まし時計の音が響きました。
私は『キャーッ』とも『ギャーッ』ともつかない叫び声を上げました。
私の記憶はここまでです。
気が付いたのは自宅のベッドの中でした。
私は その後3日間 原因不明の高熱が続きました。
熱が下がり 私は自分の首に包帯が巻かれていることに気付きました。
鏡の前で包帯をほどいてみると 私の手よりも小さいけれど くっきりと手の形のあざがありました。
この日から小学6年生の修学旅行まで外泊恐怖症になりました。
あの誰かは一体…なんだったのしょうか…。
今夜はライトを点けたまま 寝ますか!?
- その誰かと目が合った…。