ちとしはさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/12/16 23:52
- リサイクルゴリラで、無料でアイテムもらえちゃう!?5
-
- コメント(0)
- 閲覧(2)
-
-
- リサイクルゴリラ ねこサンタのXmas編 について:
- 山下公園に戻ることにした俺は
ベンチに座って俯いていた
俺はたまに自分の考えていることが
自分でもよく分からない場所に
行き着くことが多々ある
俺は人並み以上に努力してきた
他の人間よりも出来る奴だと思っていた
負けてたまるかとも思った
そんな自負のある俺が何故失敗したのか
それは天才、そう
一般人が1から始めて10にたどりつく所を
ほんのかすかな努力でもって到達してみせる
いきなり7から始めてみせたりもする
賽を振れば必ず六の目が出る奴ら
そんな奴らが凡人に混じって
努力などするから凡人の場所が失われていくのだと
天才は凡人が日の光を浴びられるように
頑張りの調節たるものをしてあげろと
本気で殺してやろうかと思った
凡人である俺が世間から相対的にみて
「優秀だ」と思わせるまで才能に恵まれた勝ち組を
一人残らず殺してやろうかと思った
受験や就職の競争に敗れた俺に
成功者は皆、白い歯をこぼしてこう言った
「頑張って」
「諦めるな」
「努力すればなんとかなる」
どうやら成功者は
「お前は頑張らないから失敗した」
「お前は諦めたから失敗した」
「お前は努力をしなかったから失敗した」
そう言いたげのようだった
俺の心中を推し量ったような気になって
白い歯なんぞちらつかせてまで
最高の笑顔で
「頑張って」
これは一体どういうことだろう
俺は頑張ったのだ
体と心に鞭を打ちつけ
頑張りを重ねたはずなのだ
努力はいつかはきっと報われ、成功する
とても甘美な響きだ
なぜみんなは俺をおいて先へ先へと行くのだろう
成功者は俺を置き去りにし
あろうことか人生を「謳歌」などしている
甘い汁を吸い倒し飲み干さんとするまでに
もがき苦しむ俺を尻目に
今も人生を楽しんでいる
俺は絶対に許さない
許されることがあってはならない
俺は俯かせた顔を手で覆いながらそう思った