學vs師長さんの日記

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- 2012/2/21 23:27
- 儚いもの。
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- 病棟にもボチボチと慣れた今日この頃。
  
  やはり話せる患者さんとの関わりは楽しいし
  
  話聞いてたら仕事が終わらない悲しみとの
  
  矛と盾。
  
  経過が長い患者さんは愛しくなるもの。
  
  怒る以外あまり話さない患者さん。
  
  くるたびに
  「お前たちはイヤなことばっかりする!!」
  と怒鳴る患者さん。
  
  その患者さんのとこにいくたびに
  「北朝鮮の将軍が変わったんですよ」
  「円高ですよ」
  「スザンヌ結婚ですって!!」
  「ビッグダディが離婚して若い嫁を捕まえたって!!」
  そんなことを話して
  
  シカトか
  
  「はいはい。あっちいけ」
  
  そんな俺にご家族は
  「いつもごめんね、ありがとう」
  と。
  
  ある日
  「子どもが生まれたんです♪」
  
  って言ったら
  
  「ほんとね!?どっちね?!男ね!!かわいいでしょう～がんばるんだよぉ!!」
  
  とすごいいきおいで話し出したのでビックリした。
  
  「いきなり家族が増えるって不思議な気持ちでしょ～」
  と
  
  口数も多くなったのも
  
  ニコニコ話すのもはじめてみたので嬉しかったもの。
  
  「もちっと大きくなったらここに連れてきますね～」
  
  と言ったら
  
  「楽しみにしてるよー」
  と。
  
  いつも怒鳴られてたから嬉しかったもんだ。
  
  お星様になった愛しい患者さんの
  
  【いきなり家族が増えるって不思議な気持ちでしょ～】
  
  という言葉と
  
  その患者さんの
  
  ある日いなくなった不思議な気持ち。
  
  まだ実感わかずに
  
  また部屋にいったら怒られるような
  
  そんな気持ちの夜勤明けの今日。
  
  がんばるんだよぉ
  
  がんばるんで空から息子見てて下さい。
  
  んで
  
  帰る時に師長から
  「係がいっぱいだけど、がんばってね!!子どものためにも!!」
  
  …
  
  …
  
  萎えた。
  
  言霊というものを感じた眠い眠い
  
  ぼくでした。