ＹＵＥさんとモバ友になろう！
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい！
-
- 2015/12/13 18:27
- 魔術師探偵異聞録3-161
-
- コメント(0)
- 閲覧(0)
-
-
- 「即答かい」
考える素振りすら見せなかった菜々美の返答に、結縁は苦笑する。
「だって結縁さんからのお誘いですよ？何があろうと最優先するに決まってるじゃないですか」
菜々美は胸を張って答える。
「お誘い。って、依頼料の支払いだぞ？」
「それでもです」
「そうか。助かるよ」
結縁は若干菜々美に気圧される。
「まあ、明日やっても・・・」
「わあああああ」
結縁が明日の予定を話そうとした途端、菜々美は耳を塞いで声を出す。
「どうしたよ？」
苦笑しながら結縁が訪ねると、
「ワタシは最後まで諦めません！」
菜々美は何かと戦っていた。
「きっと明日はワタシにとって素晴らしい１日になるんです！」
菜々美は両拳を握って力説する。
「そうか。そうなると良いな」
そんな菜々美を見た結縁は何も言えなくなった。
「結縁さんと一緒なら、それだけでワタシは幸せですよ」
菜々美は今にも結縁に抱き付きそうな勢いだ。
- 「即答かい」
