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- 2011/7/16 21:03
- 【沼地のキノコ】
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- 「ここは…?!」
どこをどう行ったらこんな所に来てしまうんだ…
フランクなオレはとりあえず辺りの様子をうかがった。
木がいやというほど立ち並んでいる。
そう。
オレたちは昔行ったことがある森にたどり着いていた。
とりあえずオレは出口があるかも分からない森の中を進んでいった。
暗闇でよく見えない…
恐る恐る進むと薄暗い沼地があり、そこにはキノコの形をした巨大な物体がうごめいていた。
「こ、これは…」
もう、これはキノコというよりもっと他の…
そう思うや否やそばにいたケンタロウはズボンのチャックを解放し自分のジュニアを放出した。
「ぼろぉ~ん」
こんな音はしなかったが、タイミングを合わせてオレが口で効果音として言っていた。声が森中に響き渡った。
ケンタロウに襲いかかろうとしたキノコはオレのその一喝で一瞬怯んだ。
そして速やかにオレはジュニアとキノコを見比べた。
「ちっ…」
今のままでは負け確定だと判断したオレはとっさに機転を利かせ、ケンタロウのジュニアに向かって手持ちのベレッタM93R(BB弾)を乱射した。
キノコマンは案の定、その行為に恐怖して逃げて行った。
そしてケンタロウはその場で気絶した。
そんな姿を見て胸キュンな気分になったオレは、その場を後にした。
あの忌まわしい森から、オレはやっとの事で抜け出した。
抜け出したというよりも駆けだした。
ともかく、あの森から脱出する事にオレは成功したのだ。
森を抜けると、そこは見渡す限りの林が広がっていた…。
「な、なにぃ~?!」
そう。
俺はまだ森の中にいた。
「あれからどれくらい歩いただろう…」
この森のようなそうでないような場所に来てから はや5分。
温和で通っているオレも怒りが頂点に達しようとしていた。
それはもう登山家だったら頂上に刺す旗を用意している頃だろう。
その時後ろから気配がした。
ケンタロウだった。
オレはケンタロウが泣きながら後を付いてくる姿を見て、ある昔の出来事を思い出していた。
つづく
- 「ここは…?!」