えだまめさんとモバ友になろう!
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- 2012/2/12 17:46
- 陣痛~出産
その7
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15:30
慌ただしい隣の分娩台…自分の陣痛よりそっちが気になる。隔たりはカーテンの布一枚、聞きたくなくても話す内容は聞こえてくる。
『誰か立ち会いを希望しますか?』という助産師さんの質問に『母とお兄ちゃんをお願いします』と答えていた。
そうか~、まだ昼下がりの時間だからね。旦那さんは仕事で間に合わないのかもね。それにしても兄に立ち会ってもらうとはスゲー。私なら自分の兄弟には立会なんて頼めないっす。
破水してしまうと、お産は急激に進むらしいことは知っていた。でも本当にあれよあれよ、アッという間に進むもんで驚いた。
15:40
助産師さんが呼吸を指示し始めた。深呼吸二回、吸って~吐いて~吸って~吐いて~、はい止める!イキんで!イキんで!上手!上手いですよ!
さっき破水したのに、もう出産。早っ!もうすぐ産まれるんだ。
隣の妊婦さんの呼吸が聞こえる。私まで緊張感で全身に力が入る。
陣痛の波に合わせて1分おきぐらいに深呼吸、イキんで、やめて、を繰り返しながらお産は進む。
心の中で『頑張って!』と何度も繰り返す。同時に、私ももうすぐ同じように産むのだよね…と不安が襲う。
だってイキみながらも『痛~い!痛~い!』と悲鳴みたいに聞こえてくるんだもん。
3~4回イキんだとこで助産師さんが声をかける。『すごく上手だから、次は出てきますよ。頑張って押し出して。』
娘を励ます母の声『頑張れ、あと少し!』と共に、幼い子供の声。
『おかあさんがんばれっ』
そうか!お兄ちゃんて、この子のことだったんだね~、エラいなぁ、お兄ちゃんといっても5歳ぐらいだよ。自分の弟妹の誕生を見届けるなんて…
それにしてもトンチンカンな勘違いして勝手にチョット引いてた私…ごめんなさい。頑張って!と私も心の声で応援。予告通り、次のイキみで『オんギャー』という元気な声が聞こえた。
うわぁ~産まれたぁ!とホッとして、感動して涙まで出そうになった。出産ってすごい。
忘れた頃に、じぃちゃん先生の声がする。『はい産まれました、3400gの男の子~』
てか先生居たんだ(笑)ってぐらい存在感無かったわ。