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- 2011/4/4 20:41
- チャリ通
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- 大地震後、万が一を考えて初めて家から会社までチャリ通を試みた事があった。
いつもよりも20分早く出て、去年の夏にネットで買ったフル電動チャリで出発した。
フル電動なのでバイクのようにアクセルを回すと勝手に進むとゆうとんでもなく楽なチャリ。
しかし俺の人生の1ページ。
普通には終わらない。
まだ3割も進んでいない状況なのにフルスロットルで走ってたせいか、電池残量が底を尽きかけている。
バッテリーやスピードに耐えられるガッチリしたそのチャリは総重量が30kg以上もあり、電池がなくなると徒歩よりもきつくなるとゆうとんでもない乗り物に変化してしまう。
しかもその先には坂道がいくつもあり、俺はスロットルを微弱にし、ペダルを漕ぎ始めるが時既に遅し。
品川を過ぎた辺りには充電池が空になり、ずっしりと重いペダルを漕がなきゃいけなくなった。
いつの間にか身体中汗ばんでいる。
そして次は曲がる場所を間違えてしまう。
『どちらにせよ、次で曲がれば正しい所に出れるであろう。』
とゆう思い込みで進んでいたら、完全に道に迷ってしまった。
携帯のYahoo地図をみても分からず、フラフラとゴミと化したクソ重いチャリを漕ぎながら閑静な住宅街をさ迷う。
すると、頭上に高速道路が走っている道に出た。
流石の俺。その高速道路を線路だと思い込み、その下を辿って走って行く。
15分走ってようやく駅に着かない事に気付いた頭の悪い俺。
交通整理をしていたお巡りさんに道を尋ねると六本木の方に来ていたとゆう事を知る。
携帯電話の時計を見ると5分後には就業時間となる。
慌てて上司の携帯に電話をし、タイムカードを押してもらう。
そして就業30分後、ようやく会社に着く。
着いた時、上司や先輩どもに爆笑される。
『東京、意味わかんねぇ』
と逆ギレをする俺。
確認するとチャリのカゴのネジネジが3箇所取れていて、カゴがプラーンと横になびいている。
それも気付かないくらいテンパりながらの出勤。
帰りは帰りで地元が計画停電で真っ暗の中、ライトも点けずに走ってきたチャリのオヤジとぶつかりそうになり大ゲンカ(と言うより一方的に文句を言った)。
帰宅後、真っ暗の中でテレビが見れる訳でも音楽が聞ける訳でもなく、ただ遠くから聞こえるパトカーや救急車のサイレンを聞きながら電気が着いた21:45まで毛布をかぶっていた。
全て悪い結果が出たチャリ通。もう二度としないであろう。
- 大地震後、万が一を考えて初めて家から会社までチャリ通を試みた事があった。