零崎 否識さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2017/2/4 6:01
- 追憶
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- 久し振りに 夢に見た…と、言うか『夢に出た』
かれこれ20年以上経つのに
まだ、憶えている
名前は知らないし、顔も憶えていないのに
それどころか俺の記憶が正しければ
話した事はおろか 多分、5メートル以内にいたことも無い
でも、憶えている
見掛ける時は大抵、松葉杖を付いていて
『お母さん』らしい人と一緒に登下校していた
中学の正門前は ゆるい坂道になってて
俺等は何事も無い様、普通に登校してたけど
『お母さん』が付き添ってて
片方の手を背中にあてがって、支えるように登ってた
おかっぱ頭で、丸顔だったかな
授業の間の休み時間に、廊下でクラスメイトと話してるのも見た
好きだとか、なんだとか そ~ゆ~のでは無かった
2年の終わり頃、全校集会が開かれ
亡くなった事を聞いた時
一瞬、誰の事だか解らなかったけど
直ぐに『あぁ…』って思った
でも大抵は『誰?』『そんな奴いたっけ?』って反応だった
でも、それが多分『普通』なんだろう
半年に1~2回位しか
見掛けない人の事なんて 忘れるに決まってる
俺にした所で
たまたま 登下校時に見掛けて、何と無く憶えてたってだけだし
でも、憶えている
たまに、何かの拍子で『ふっ』と思い出す
遠目に見た 登下校の様子や
クラスメイトと話している時の、楽しそうな雰囲気を
『悲しい』とか『淋しい』とか 特には感じないけど
多分 死ぬまで 憶えているだろうし
何かの拍子に思い出したりするんだろうな
- 久し振りに 夢に見た…と、言うか『夢に出た』