アオナナさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2025/6/6 17:55
- 点毎でイメージと無人化を題材にした川柳
-
- コメント(0)
- 閲覧(1)
-
-
- 私の日記でよく取り上げている点字毎日。
主に独自に取材した視覚障害関連の記事が掲載されているのですが、
視覚障害のある読者からの文芸を掲載したコーナーもあります。毎月第1週号に掲載されるのが「点毎柳壇」。
6月4日号のこのコーナーでは
「イメージ」と「無人化」のお題で募集された川柳が掲載されていました。
その中から私の心に残ったものを取り上げます。
まずは「無人化」。
東京都に住む方の
「温かい、手に助けられ無人駅」、
大阪府に住む男性の
「無人化の、レジにあたふたする財布」
などがありました。
無人駅は利用者が少ない上にホームドアなどのせつびが整って折らず、
駅員の援助がひつような場合は前日までに連絡が必要だったりするなど、
視覚障害のある人にとっては利用しにくい場所の一つ。
そんな無人駅だからこそ、周囲の人の手がより温かく感じることがあるものです。
一方、タッチパネル操作を求められるセルフレジも、
われわれ全盲者には困りものです。
次は「イメージ」。
埼玉県に住む男性の
「人柄と、声のイメージ当てはまる」、
盛岡市に住む男性の
「恋愛も、声を頼りに一目惚れ」、
大阪市に住む女性の
「見えぬゆえ、聞いてイメージ膨らませ」など、
耳で聞いて相手を判断するという、
いわばみえないからこそといった内容の川柳が印象に残りました。
岡山市に住む男性の
「曲がってる、大根だけど味はいい」は、
「外見だけでは本質は分からない」ということを、
実に見事に言い表していると思います。
- 私の日記でよく取り上げている点字毎日。