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    • 2010/11/28 11:43
    • 養父と謎の男 ①
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    • ギアが屋敷を訪れてから2週間がすぎた。実はというと彼らはまだ、屋敷の中にいる。ギアが来てから屋敷の中はいつも賑やかになった。「ひつじさ~ん!俺のズボンが見当たらないんだけど。」 「執事です。ズボンならさっきクリーニングに出しましたが…。」 「あれ出しちゃたの?あれしかないのに?俺、今日1日どーやって過ごすの?」 「どうりで…かなりの匂いがすると…。」 「匂いなんていいんだよ。俺の匂いだし。」 これが、今朝6時の出来事。そして、7時。彼はというと…。 クス、クス、クス…。「あー!!もう、笑うなってーの!」 腰にシーツを巻いていた。私は、ギアと使用人達の楽しそうな会話を聞くのが楽しみになっていた。「今日も賑やかねぇ。」 「トゥーツ様。すいません。執事服も旦那様のズボンもサイズが合わなくて仕方なく…。ギア様がこれでいいと、ご自分で巻かれて。お止めしたんですが…。服の方は依頼済みですので…。」 「いいじゃない。彼らしくて。朝食にしましょう。ニコルも呼んで。」 「ニコル様なら…。」 「トゥーツ姉ちゃん。」 「あ、ニコル。」突然後ろから抱きつかれたが、とても嬉しかった。ニコルはギアのおかげで元気を取り戻していた。今では、使用人達のアイドルである。「おはよう。」こぼれんばかりのこの笑顔が私は、とても好きだ。つい2週間前、表情も言葉もなくソファーに座っていたニコルからは考えられないことだった。朝食後、私は養父の書斎にいた。ニコルとギアのおかげで、私の悲しみも少し和らいでいた。養父を手に掛けた男の事については、まだ聞いてない。ニコルのあの笑顔を曇らせたくなかったからだ。探偵を雇いあの男のことについて調べて見た。元は大企業の取締役で、突然退社。その後消息不明、あの事件というのが調査結果だった。ニコル親子とあの男についての関係はわからなかった。もちろん、養父との関係も。私は、身を任せる様に書斎の椅子に座り込む。このまま、もうこの事件を追わない方がいいのではと、ふと考えがよぎる。「トゥルー、ここかぁ!」ノックもなく書斎のドアが開く。私は流れかけた涙を慌てて手で拭う。ギアは少し困った様な顔をして近づいてくる。私は、そんな彼に笑顔をむける。

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