バイカーズさんの日記

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- 2014/12/30 22:49
- 『年の瀬を迎えて・・・』
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- 2014年もあと数十時間で終わる。
  思い起こせば、この５年間は激動の５年だった。
  H.22.5にバイク事故に遭い、1週間意識が戻らず2回心肺停止になるも奇跡的に７日ぶりに意識を取り戻して一命を取り留めた。
  だが、高次脳機能障害と右耳の聴力を失ってしまった。三半規管にも損傷を受けたので平衡感覚も失った。
  半年間リハビリを続けて取り敢えずは社会復帰したが、5年近く過ぎた今も後遺症に悩まされている。
  手術を担当した医者も奇跡だと言ってたくらい酷い事故だった。
  未だに事故の瞬間の記憶が欠落していて思い出そうとしても思い出せない。
  ４種類のクスリは死ぬまで服用しなくてはならないし、６ヶ月に1回頭部MRI検査を受けなくてはいけない。
  それにつけて、この９月から年老いた母親の介護が加わったものだから正直言って毎日が苦痛である。
  だが、いくら愚痴っても誰ひとり助けてくれるわけでもない。
  自分ひとりで全部やらなければならない。
  老々介護とはこのことを言うのだろう。
  元気なころの私ならまだしも、私自身が障害者だし同居している弟も障害者だ。
  つまり3人の障害者がひとつ屋根の下に住んでいるわけである。
  生活は３人とも障害年金で最低限度の暮らしは可能だが、だからと言って贅沢なんかは出来ない。
  どこへも遊びに行けないし、外食さえタブーだ。
  まあ、あの事故で死ななかったのだから、残された人生はオマケの人生だと考えたら別に悩むことも苦しむこともない。
  だから、たいていのことには腹が立たなくなってしまった。
  ま、いいかで済ませてしまえる。
  これからあとどれくらい生きれるか分からないが、死ぬその瞬間まで一生懸命生きるしかないだろうと強く心に決めている。
  朝、眼が覚めたら、あっ今日も生かせてもらえているなと感謝するようにしている・・・。