パピ子さんとモバ友になろう!
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- 2012/3/22 15:27
- 宿題水没さしたい!!!!
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- ポタリ。きっかけはグラスから落ちた滴だった。
その滴は落ちた空欄だらけのプリントにポタリ。またポタリと落ちた。
そうだ――――
頭の思考よりも先に体が動いていた。杉田の21.5cmの足がフローリングを蹴る。机にぶつかりながら、タンスの角に小指をぶつけながら。
ガラッと勢いよくドアをあけ、そのプリントの束をその箱にいれた。
そう、杉田が開けたのは他でもない。風呂場のドアだったのだ。そしてプリント束をいれたものは、いうまでもないだろう。
じわりじわりと水を吸って沈んでいくプリント。
それとは裏腹に、杉田の心は霧がだんだんと晴れていくように軽くなっていった。きっと後悔はなかった。
「やった…やったよ…、オレ」
ポタリ。頬に滴が落ちてきた。それがお風呂の結露した水でないことに気がつくのに時間はかからなかった。
「違う…違うんだ、オレがやりたかったのは…」
音もなく最後の一枚が浴槽へと沈んだ。歪む視界を振り払い、彼は呆然とそれを見届けた。
「オレ、進級できるのかな…」
いつか吐いたその言葉は無機質な風呂場の中、虚しくこだました。
わあああああああああん宿題水没さしたいよおおおごごご豪炎寺かわいいいいよおお!!!!!!!!!!!!!!!!
いつかの『リンク:宿題燃やしたい!!!!/パピ子』
- ポタリ。きっかけはグラスから落ちた滴だった。