ポンタさんとモバ友になろう!
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- 2015/2/17 12:00
- 墓参に○江へ
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- 少し早い墓参のため、○江町に出掛けた。東日本大震災後、初めて息子を連れて行った。帰還困難区域にぶつかるたび、迂回しながら5時間かけて漸く墓参ができた。 今まで通ったことのない無人の町村を通った。そこらじゅうに黒い袋に入った、放射能に汚染された土壌がうず高く積まれていた。「お父さん、人がいない町って不気味だね」と、息子がふと車窓の風景を見ながら呟いた。 やっと辿り着いた○江町は、工事車両は数多く見掛けるものの、三年前と全く変わらない無人の町だった。墓参を終え○×港に向かった。道すがら、自分の幼いころの活気あふれる○×の町のことを息子に話した。 「ここに家が建っていたんだね」と、土台だけの枯れ草に覆われている風景を見ながら息子が話した。最初は写真を撮っていたが、いつの間にか無言になり鼻をすすり始め、しまいには溢れる涙を拳で拭っていた。 私は遠くに東京電力福島第一原発を見ながら、無言でハンドルを切り帰路に就いた。復興はまだまだである。
場所は全く違うが、あの仮仮置き場の黒い袋がうず高く積まれているのを目にする度言葉では言えない恐ろしさ…を感じる。それよりもそこを通過しなければならない小・中・高校生が不憫である。
- 少し早い墓参のため、○江町に出掛けた。東日本大震災後、初めて息子を連れて行った。帰還困難区域にぶつかるたび、迂回しながら5時間かけて漸く墓参ができた。 今まで通ったことのない無人の町村を通った。そこらじゅうに黒い袋に入った、放射能に汚染された土壌がうず高く積まれていた。「お父さん、人がいない町って不気味だね」と、息子がふと車窓の風景を見ながら呟いた。 やっと辿り着いた○江町は、工事車両は数多く見掛けるものの、三年前と全く変わらない無人の町だった。墓参を終え○×港に向かった。道すがら、自分の幼いころの活気あふれる○×の町のことを息子に話した。 「ここに家が建っていたんだね」と、土台だけの枯れ草に覆われている風景を見ながら息子が話した。最初は写真を撮っていたが、いつの間にか無言になり鼻をすすり始め、しまいには溢れる涙を拳で拭っていた。 私は遠くに東京電力福島第一原発を見ながら、無言でハンドルを切り帰路に就いた。復興はまだまだである。