心音さんとモバ友になろう!
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- 2016/10/31 1:51
- 遺骨の温度
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- 「いやだ!!」と、言って棺を押さえた
母の手も振り払って、走れない足で走ろうとした
兄の指に2つの結婚指輪を見ても「焼かないで!」と、叫んだ
兄を気遣う余裕のない大きな存在だった
義姉は私が中2のときから兄だけを慕ってくれてた。兄が誰を好きでもずっとずっとずーっとだ
その姿は、適当に遊んでた私から見ると聖女そのもの。とても美しい愛情だった
家族の誰より義姉が1番好きなことをこんな形で知るとは思わなかった
「商売人の娘は人前で泣いてはいけない」おばあちゃんの葬儀でも人前で泣かなかったのに、義姉の前では子どもみたいに泣き続けた
私が義姉を応援しなければ、他の誰かに嫁いで、長生きして、子どもも産めて幸せな人生を送ってただろうか?
何度も何度も何度も、…考えた。
でも。あの美しい愛情を見てきた私にはそれはありえなかった。義姉は兄が大好きだったから…
遺骨の温度はもう冷めてしまった。でも義姉の愛情は冷めることなく兄に私に家族に伝わっている
ずっとずっとずーっと、なんだよね?お姉ちゃん
「来世も、…お兄ちゃんを好きでいてね」
*「お花畑のアバター」は、名も知らぬ方々が姉を悼み100本以上の数のお花をくださいました。姉の夢は本当は看護師ではなく「お花屋さん」だったので、モバ友にもこの景色を見せたくて掲載しました
- 「いやだ!!」と、言って棺を押さえた