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- 2010/9/6 17:24
- めももめ(途中
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私は、水忍の里の頭領の娘として生を受け、
生まれたその日から、『頭領の娘』として、超一流の忍びになる事が既に決められていた。
何故かと言えば、
父は元来誇り高い性分で、水忍頭領である事にも大変誇りを持っていたのだ。
そんな父の子である私も、父の名に恥じぬよう、素晴らしい忍びにならなければならなかった。
私は、そんな力に固執する父が大嫌いだった。
いや、今も嫌いだ。
私が自立してから十年は経つが、一度も顔を合わせていない。
私には、双子の弟が居る。
名前は琉榎。
私が、この世で唯一身内と認め、最も心を許せる存在だ。
なにせ、私達は一心同体。
この世に生を受けたその時から、固い絆で結ばれているのだから。
幼い頃の私は、全く子供らしくない生意気な子供だった。
物心ついた時から、厳しい修業を数え切れない程させられ、人も殺めてきた。
当然と言えば当然なのかもしれない。