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- 2014/12/1 2:21
- ☆ ネ タ バ レ 注 意
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- ※オリキャラ(なり茶・楽曲共通)に関する文月姉妹の過去ネタバレ概略になります。本当にバラすので嫌な人はそっと目を閉じてブラウザバックでもどうぞ。
(文章は楽曲の方に合わせてるので、色々脳内変換していただけると以下略)
黒白は英雄だった。万人を救い、街を守り、そして全てを滅ぼした。
烏鷺はそんな姉が大好きだった。自分の罪を知るまでは。
きっかけは黒白の異能。灰色の光を駆使し、傷が消える現象に両親は恐れを抱き、暴力を振るうようになる。エスカレートする暴力、そして何より彼女が壊れる原因となった事は〝烏鷺もそれに乗じて虐げていた事〟だ。そして遂に、黒白は真夜中に家を飛び出した。
一週間程は楽な暮らしが続いたが、暴力癖のついた両親はその矛先を烏鷺に向けることとなる。その身をもって自らの過ちに気付いた烏鷺は、強烈な罪悪感に記憶を飛ばした。人形のような廃人状態になった烏鷺。日に日に衰弱する身体に死を意識し始めた頃、ふと我に帰ると目の前に両親が血塗れで倒れていた。彼女の手には出刃包丁。逃げる様に家を飛び出した刹那、後頭部に衝撃が走り意識を失う。
目が覚めると烏鷺は鎖に繋がれていた。耳に響く人々の叫ぶ様な歓声と鼻につく腐敗臭。まだ頭が痛い。振り向くと自分にそっくりな少女が立ち尽くしていた。そして全てを思い出した烏鷺はその少女に貫かれ、再び意識と共に記憶を飛ばすこととなる。
一方、刺した少女……剣奴の英雄は笑っていた。しかし涙も流している。何か口から漏らしたかと思えば発狂し、暴走し始め辺りは地獄絵図へ。……後は歴史が語る通りである。
『自らをもアヤメた少女』と『自らのウロをも消した少女』の物語。真実を知るのは、時を遡る傍観者のみ。
- ※オリキャラ(なり茶・楽曲共通)に関する文月姉妹の過去ネタバレ概略になります。本当にバラすので嫌な人はそっと目を閉じてブラウザバックでもどうぞ。