タカさんの日記

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- 2013/6/22 2:23
- 朝と夜のお金のお話
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- 木曜の朝
  仕事で銀行に行った
  
  毎日忙しくて
  残業続きの頭はボーっとしてた
  
  窓口の方が
  トレーにお金を入れて差し出しながら
  なにか自分に話しかけたようだった
  
  『…なんです』
  
  ん？
  
  『25年なんですよ』
  
  え？
  
  みると、500円玉３枚が金色に光ってた
  
  『ピカピカなんです』
  
  ほんとだ！
  
  若い彼女は
  変なこと言ってすみませんと
  はにかみ
  
  雨の中お越しくださり
  ありがとうございましたと丁寧に接してくれた
  
  自分は
  多分言われなかったら
  あのままお金のことなんて
  気にもとめなかったと思う
  
  見えていても
  感じないことに
  なんだかハッとした
  
  その日の夜
  
  雨はやまず
  
  残業終わりに飯も食わずに
  バドミントンの練習に出掛けた
  
  遅刻して
  走って体育館に入ると
  いつもと雰囲気が違う
  
  後ろから係りの人に呼び止められ
  今日は天気の影響で休講だと言われた
  
  帰ろうとすると
  練習仲間の自分の親父より上くらいの
  おっちゃんが
  『せっかく来たんだから、一緒にやろう』と言ってきた
  
  おっちゃんが言うには
  事務所で150円払えば
  二時間コートを貸してもらえるらしい
  
  自分は内心、
  腹減ってたし、残業で疲れぎみで
  帰りたかったし、金も持ってきてなかった
  
  今、手持ちなくてと断ろうとすると
  おっちゃんは
  名前も知らん自分にお金を差し出してきて
  『やろう！』と笑った
  
  お金を受けとる訳にもいかないから
  友達が来たら…と言うと
  わしらも友達だろう!?とまた笑った
  
  なんだか嬉しかったから
  車の中の小銭を探しだして参加することにした
  
  おっちゃんとは
  結局組まず、
  遅れてきた友人と
  あまり話したことのない
  同世代の二人と打ち合いや
  試合を楽しんで、
  みんなで少し仲良くなれた
  
  おっちゃん、
  楽しい時間をありがとう