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- 2014/7/30 19:11
- ソニアの憂鬱
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- パルフィムほど世間体を気にしないで、他人にも自分にも心を正直に持てる訳ではないし、クラルクほど他人に優しくもなれず…。
今ではもうとある人物から殺されて死んでるけど、生前のアルシュを救うことも、自分が想う好きだった人を幸せに出来た訳でもない。
今はただ、勤め先での軍人としての職務や、死神の仕事に割りと忠実な存在になってる…それだけ。
一人になっても、心を許しそうになる誰かのそばに居ても、心が押し潰されそうになる…それは、無意識に誰かの腕を掴むほど。
がむしゃらに生きてきた中で、下手に身に付けた力のせいで、殆どの場合は他人に頼らずにいれる。
でも今度は、それが逆に仇になってるのも真実。
｢僕は…僕の思う大切な存在を守りたかった…だから、強くなるって決めた。
なのに、僕は失う…何度も、何度も。
大好きだったあの人が言っていたんだ。
僕の｢笑顔が好き｣だって。
だから、今日も笑顔でいるんだ…ほら、見えるだろう？こうやってさ。
多分、僕自身…もう、どうやって表情を繕えば良いのか分からなくなってるんだ。
人は僕のこの顔を見ては｢恐い｣と言うんだ、子供なんて泣いたりするくらいさ。
そんなに恐いのかな。
恐いのなら見なきゃ良いのに。
泣かれるとさ…ムカつくんだよね、どう慰めれば良いのかも分からないのに。
…イライラするなぁ｣
頼むから僕の前で泣かないでおくれよ。
胸が、とても…苦しくなるから。
- パルフィムほど世間体を気にしないで、他人にも自分にも心を正直に持てる訳ではないし、クラルクほど他人に優しくもなれず…。
