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- 2014/1/30 16:22
- クラゲとアリクイの日
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- 仕事がお休みの日に雨が降るとなんか得した気分になる。
もちろん約束があって出掛ける予定なんか入れてるとちょっと億劫だけど、家でのんびりしながら今の時期だとこたつに座って熱いコーヒーを飲みながら、時々窓を眺めて「あ~…雨降ってんな~」とか思いながらポケーッとしてるとなんかこう、空気中に意識が拡散すると言うか、なんか考えてるような考えてないような状態で一日が過ぎていく。要するに今日はそんなとりとめのない休日。
掃除の済んだ部屋でホットカーペットの上にうちの2ニャンと一緒に大の字になって、シトシト言う雨の音と外を通る車の音にじっと耳を澄ませて天井を見上げている。
そうすると「あら。あんなとこにあんなシミがあったかな」とか普段気付かない天井の壁紙のシミなんかを新たに発見したりする。こういうのってなんかいい。
何もしない。
何も考えない。
些末な用事に小突き回されない。
いわゆるガス抜き。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?と言った寝ぼけたタイトルの本があるけれど…いや、内容は全然寝ぼけてないけど、まぁとにかくそういうタイトルはきっとこんな風な日に思い付いたに違いない。クラゲは叙情詩を謡うか?とかアリクイはクレタ島の風を懐かしむか?とか。
…ここでクラゲとかアリクイってなんだと言うような事を言ってはいけない。夢想に理由なんか皆無なのだ。寝ぼけた人間に説明を求めても寝ぼけた答えしか返って来ないので不毛である。
ま、とりあえず今日は夕食に何を作るかと言った事ぐらいしかもう考えることのない休日の日暮れちょっと前。
湿気で温かく湿ったニャンズのフワフワした体を撫でながらガス抜きの一日は過ぎてゆく。
やれ仕事だ、やれなんとかの教室だ、やれ旅行だとまるで「スケジュール空白欄恐怖症」の様に何かを必死で埋めるように仕事も休日もパックマンの様にバクバク時間を食い潰していく人達もいる。それが充実だと思っている。うん、それも確かに充実だ。だろうと…思う。でも人生は息継ぎをしないと生きていけない。息継ぎだけでも生きていけない。どちらか片方だと人間性がどっか歪む。歪みは年を取って顕著になる。年を取ったら自分が歪んでいることに気付く事が出来ない。そういうことをふと考えるのもこんな日。貴重な寝ぼけた日。
さて、夕食にはクラゲの酢の物でも一品作ろうかな?
- 仕事がお休みの日に雨が降るとなんか得した気分になる。