青アザラシ☆さんとモバ友になろう!
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- 2010/5/15 23:40
- 優雅な休日パターンB
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- 朝日の眩しさに目を覚ます。
時計を見ると午前9時、休日には少し早起き過ぎる。
しかし、すっきり目覚めたせいで二度寝も出来そうに無い。
隣で彼女はまだすやすやと眠っている。
朝日に負けないくらい眩しい寝顔を見つめているのも悪くないけど、無性にコーヒーが飲みたい。
安らかに寝息を立てる彼女を起こさないように慎重にベッドから抜け出してキッチンへ向かう。
コポコポと湯気を立てるヤカンから慎重にお湯を注ぐ。
コーヒーを飲みながら読みかけの本を開く。
コーヒーの匂いにつられて彼女も起きてきた。
猫舌の彼女がフーフーとコーヒーを冷ます姿も微笑ましい。
さて、何をしようか?
久々に二人揃っての二連休、初日の午前中くらい音楽でも聞きながらゆっくりしようじゃないか、と話は決まる。
希望に満ちあふれた休日の午前中に音楽を聞くならやっぱり、スティービー・ワンダーが一番だ。
俺はスティービー・ワンダーの声を聞くと掃除がしたくなる。
これは性分だから仕方がない。
結局、どうしても掃除機を握らない訳にはいかなかった。
彼女もこれについては諦めている。
ひととおり掃除を済ませ、またのんびりしようと思ったが、彼女はいそいそと化粧を始めた。
彼女は掃除機の音を聞いたらスイッチが入ってしまう性格なのだ。
これについては俺も諦めている。
女が化粧をする姿が好きな俺は、鏡に向かう彼女の横顔を眺めながらまた読みかけの本に目を落とす。
やがて彼女が化粧を終える。
結局じっとしているのが苦手な二人は、昼前には柔らかく降り注ぐ春の陽射しの中へと飛び出して行くのであった。
- 朝日の眩しさに目を覚ます。