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- 2014/6/27 3:31
- おてんば姫クドゥーナの冒険⑫
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微妙な時間が流れた。
それはクドゥーナが待ちきれず、次の一声を発するギリギリのタイミングだった。
※一部読者には長過ぎる時間だったかも知れないが…それは無視して続けるかな(笑)
「俺やカトヤンのパーティーには結晶化を無効化できる仲間がいた…」
クドゥーナは更に我慢して、次の言葉を待った。
「どうやらこの時代には来ていないようなんだ。」
読者の中には、ここでクドゥーナが「ジェジェジェ!?」とか言うと思った人が居るかと思うが、伊達に"おてんば姫"の称号を持っていないクドゥーナは、めげない性格だった。
「それじゃあ、やっぱりあの変な女神…キュアリーナが言っていたロゼッタストーンを探さなきゃならないのね?」
「キミィ?前向きだねぃ!?」
カトヤンが例の調子で言うと
「どうにもならない事考えても仕方ないでしょ?で?ロゼッタストーンの事、あなた方は知ってるの?」
クドゥーナは一気に言い切ると、ヨシトとカトヤンに迫った。
「あの石は今、全てが魔界に持ち去られたようなんだ。」
「それってよくある展開の、魔王を倒さなきゃいけないってパターン的な訳?」
苦笑いのヨシトが、自分にも納得させるかのように頷いた。
「行くわよ!」
微妙にお話が進んだところで、次回に続く。
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