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- 2013/12/12 20:49
- おてんば姫クドゥーナの冒険・第2章⑦
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チャラ男が踊るような仕草で出した手はチョキ!
対するコダマンは握り拳…グーだった。
「えええー!?」
チャラ男は絶対的な自信があったようだ。
「どうして負けたか不思議そうだね?君の目の動き、腕の筋肉のパターンは90%チョキだったんだ。」
長年修行を積んできた武道家が、チャラ男程度にじゃんけんで負ける理由など無かった。
そしてチャラ男も、コダマンがただ者ではないと観念したのか、すんなり場所を譲った。
「ほらよ!代わってやるぜぇ!」
捨て台詞は忘れない。
すかさずレジカウンターにドサーっと、クドゥーナとシゲオが同時に品物を置いた。
バチバチ☆
2人の視線がぶつかり合う。
「あたしが先よ!」
「オイラが先だ!」
コダマンがやれやれって感じで店員に告げる。
「一緒でお願いします。」
「ポイントカードは持っとるかなや?」
言いながら店員はバッパッとバーコードをスキャンしていく。
…こっ、このバーさんの
スキャナーさばき…
ただ者ではないぞ
「ざーんねん!持ってないわ!」
クドゥーナはわざと言っている。
台詞が少ないとかぼやいてたから、無理矢理に喋ってるに違いない。
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