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    • 2015/6/13 0:37
    • 第一章 黄巾の乱(前篇)
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    • 「今回の任務は、中国の強豪チーム『黄巾党』の幹部の暗殺だ。」
      沖田さんの凛とした声が、会議室に響く。
      あの悪夢のような入隊の日から、一週間が過ぎていた。
      チンピラもとい蒼井ユキヤと厚化粧もといアニー・クーパーに襲われた私は、命からがら逃げていたところをなんと白馬の王子のように現れた沖田さんに救われることになる。
      久しぶりに間近で見る彼のイケメンぶりは想像以上に私の胸をかき乱し、気づけばこんな言葉を吐いていた。
      「藤原さん!あの!私を・・・えと、お兄ちゃんて呼んでいいですか!?」
      あの時の沖田さんの、なんとも言えない苦笑いは忘れられない。第一印象、オワタ。
      そうそう、その時に言われたことがある。
      「その名前はあまり好きじゃないから・・・僕のことは沖田総司と呼んでくれるかな」
      「わかりました総司サマ」
      「いやごめん沖田さんでお願いします。」
      ていうか日本の歴史上で1・2を争うイケメンの名前を名乗るとか流石の自意識過剰。痺れるわ。

      ともかく、そんなこんなでチームの仲間入りをした私は沖田さんにチンピラホスト・厚化粧ニコチンおばけ・無口ロボ人間の三人を紹介され、彼らとともに初任務に赴くことになった。あとなんか変態紳士とか陰気な女とかがいたような気がするけど、きっと気のせいね。
      「なんで暗殺なんだよ?そんな奴らチームごと皆殺しにしちまえばいいじゃねえか」
      「あたしも賛成~」
      「ユキヤにアニーさん。気持ちはわかるけど、今はまだその段階じゃない。まだまだ、終末の木に捧げるプレイヤーの数は足りないんだ。一気に数を減らしてしまえば、その分新規プレイヤーの増加率は下がってしまう。必要なのは、ひとつのチームを強くしすぎないようにバランスを保つこと。ですよね?ボス」
      『ウム。オキタクンノイウトオリダ』
      沖田さんの傍らに置いてあるトランシーバーから機械的な音声が聞こえる。これが私たちのボスだ。ボスは訳あって体が大きすぎるため、会議にはこうやって無線を使用して参加している。でもトランシーバーがアニーによってゴテゴテにデコられているため、威厳は全くない。

      ↓(コメントへ続く)

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