激鱗さんとモバ友になろう!
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- 2012/5/4 23:26
- 眩光.
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青空を千切るような光を眺めていた。網戸を通しても尚十分に心地が良い。この時だけは針の音はおろか、自我さえ亡くしてしまいたかった。もう曲作りには戻りたくなかった。意味などとうに見いだせない。最高に不幸な気分だ。もはやただの苦痛。仕事という概念だけが立派に今日も育ってしまった。この場所に生活を授けてしまったのが過ちだったのだと気づくのはあまりに不憫である。だから退くに退けず今も半端に漂う。区切りを付けることに快楽と安堵を感じていた。苦痛だけなら付き物だと称し喰らうことができただろうが、苦痛に伴う逃避の欲には負けざるを得なかった。よく聞く話ではあるが、それでも敗北をたいして知らぬのが成功者だろうと思う。