和君さんとモバ友になろう!
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- 2010/8/13 0:06
- ごめんね
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- 学生のころ、家の敷地内にある離れにすんでいた。
はなれといっても、築30年以上たつ平屋で、元々は物置小屋だった。
なぜ、わざわざ汚くて古い離れに住んでいたかと言うと、理由は女の子。当時付き合っていた女の子を連れ込んでエッチな事をするためにそこへ住んだ。
その部屋ではいろいろな事があった。たくさんの蜘蛛と戦ったり、信じられないかもしれないが、たくさんの心霊体験もした。だが今回は別の話し。
当時オレは猫を飼っていた。ペットショップでタダでもらった雑種のねこ。ずっと一緒に生活していた。オレの食べるごはんを分けて食べた。オレが布団で寝ていると隙間から入って来て、オレの真似をして枕に頭をのせてあお向けに大の字になって寝ていた。寒い日にはオレのお腹の辺りで寝ていて、オレが寝返りをするとねこが下敷きになってもがきながら上がって来て、オレの顔の前でくっついて寝ていた。公園に散歩へ行けば、リードも付けていないのに必死にオレの後をついては来た子猫。
ある時、オレは家出をした。何もかもイヤになり、家を飛び出した。でもねこは連れて行かなかった。仕事も住む所もない。連れて行けなかった。ネコは実家に置いていった。
何年もたって、オレは実家に戻った。両親に心配をかけたオレ。母親からねこの話を聞いた。家出をしたオレを心配して母がオレの部屋に入ると、普段は外にいるねこが慌てて部屋に入って来てオレを探してオレがいないと寂しそうにずっとないていたそうだ。よく母とねこは一緒に部屋で泣いていたと聞いた。オレが家出をして1年ほどしてネコは亡くなった。ネコは死ぬまでオレを待ち探しているようだったそうだ。
あの時にねこを連れて行かなかった事を悔やんでいる。せめてオレはねこの事を忘れない。ずっと心の中にいる。
- 学生のころ、家の敷地内にある離れにすんでいた。