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- 2011/11/1 23:20
- Richard Cantillon①
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- 読み方がカンティヨンだったり、カンティリョンだったり、色々あります。
「インフレのカンティヨン効果」とは、インフレとは結局貧乏人や労働者が一番損をし、権力に寵愛される企業が一番得をする、です。
これを論理的に導いた偉大な経済学者(1700年ごろ)です。
例えば、オークション会場があるとします。
ここに3人の人間(ABC)がいます。
3人それぞれの人間の所持金を1万円とします。
ある出品に対して、Aは1万円(持ち金100%)を提示し、Bは5千円(50%)を提示し、Cは2千5百円(25%)を提示したとします。
落札者はAになります。
では、一度オークションをリセットして、インフレを起こしてみます。
3人それぞれに9万円を与えます。
これにより、3人の所持金は、それぞれ10万円になります。
では、同じ出品に対して、ABCは、いくらの値段を提示するでしょうか?
もちろんAは10万円(持ち金100%)を提示し、Bは5万円(50%)を提示し、Cは2万5千円(25%)を提示します。
この結果だけを見れば、インフレだろうとデフレだろうと、何の不正もなく、みな公正で平等です。
では、次の思考実験を見てみます。
同じようにインフレを起こしますが、時間差を作ります。
Aには1時間後に9万円が与えられ、Bには30分後に9万円が与えられ、Cには今すぐに9万円が与えられたとします。
現在の持ち金は、もちろんAが1万円、Bも1万円、Cだけが10万円です。
では、同じ出品に対して、ABCは、いくらの値段を提示するでしょうか?
もちろんAは1万円(持ち金100%)を提示し、Bは5千円(50%)を提示し、Cが馬鹿なら2万5千円(25%)ですが、普通に頭が良ければ1万と1円(約10%上)を提示します。
さて、もう一度リセットして時間を30分後に進めます。
現在の持ち金は、もちろんAだけが1万円、Bは10万円、Cも10万円です。
では、同じ出品に対して、ABCは、いくらの値段を提示するでしょうか?
もちろんAは1万円(持ち金100%)を提示し、Bが馬鹿なら5万円(50%)を提示し、普通に頭が良ければ2万5千と1円(約25%上)、Cは2万5千円(25%)を提示します。
さて、もう一度リセットして時間を1時間後に進めますが、結果は最初と次で同じです。
- 読み方がカンティヨンだったり、カンティリョンだったり、色々あります。