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- 2011/9/1 23:59
- クローズ
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- …と言っても、某有名作品ではありません
8月一杯を以て、『カラスの酒場』を無事閉店した。
正確にはクローズド
営業を休止した2ヶ月を差し引けば、3年3ヶ月。
元々『石の上にも三年』の覚悟で受けた仕事だから、頃合いと言えば頃合いだった様な…。
そしてこの間、時折質問を受けたのは店名の意味。
Amber Timesとは、勿論正確な意味を持たない造語である。
琥珀の刻
琥珀とは松ヤニの化石で、ウイスキーの色合いの表現には欠かせない色でもある。
蒸留したてのウイスキーは荒々しく、無色透明。
そんなニューポットが、樽熟成の中で時を重ねる事により、次第に色付き、豊かな個性を身に付けていく。
この間、樽の中で起こっている化学変化は、現在でも全てを解明する事は出来ない。
自然の力と長い年月だけが、人知の及ばない魅惑の液体を生み出す。
そんな熟成期間とでも言うべき思いを込めて付けた名前だったが、あの店を樽に例えるなら…、最高の木材を使いながらも液漏れの目立つ樽だった様だ。
ともあれ、この店ですっかり定着した呼び名がある。
それはやはり『マスター』の一言。
スターウォーズファンにはアツい響きだがね
しかし正直この呼び名は気恥ずかしく、初めは抵抗も強かった。
理由は明白。
自分の経歴の中でマスターと呼んだ人のイメージに、どうも自分がそぐわない為。
恐らく酒の調合技術や知識の面で、然程の差は見当たらない。
ただその人の、威風堂々・凛とした立ち居振舞いが、自分としてはたまらなく好きだった。
自分の中でマスターという呼び名は、その人一人を差すのかもしれない。
そして今日から再び、その呼び方をされる事もなくなる。
世間的に若いと言われる年齢もとうに過ぎ、生活の全てを切り替え、新しい街でリスタートを切るのは容易ではないけれど、いつかまた、本当の意味で(飾りの言葉ではなく)マスターと呼んで貰える日が来る様に、……、ほ…程々に頑張って来ましょう
(;´Д`)
今月から12年ぶりに、東京のカラスになります
新しい街の皆さん、どうぞ宜しく
- …と言っても、某有名作品ではありません