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    • 2011/7/18 18:07
    • 砂場屋の綴り帳
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    • 類は友を呼ぶとはよく言ったもので、私の周りには似たような者たちが溢れている。いや、然るべき場所に然るべき者たちが集まったというべきか。何が言いたいかというと、今こうして物思いに耽りながらFateのコンプリートマテリアルを読み漁る私の周囲にISを、緋弾のアリアをコープスパーティーを、ありとあらゆるラノベを読み漁り、二次元の話で盛り上がる者たちがいるという状況である。これはもう大いなる意思的な何かでも働いているのかと厨二思考に陥る熱射の午後。アスファルトも溶け出しそうな暑さに私の脳も茹だったようだ。
      「よう、砂場屋」
      そんな思考の堂々巡りをしていた私にある友人が声をかけてきた。
      「どうした、レモン飴屋。君がそんな顔をするとは珍しい」
      常時明朗、愉しげに己が好む二次元(おんなのこ)を語る彼の顔は何かを決意した堅い意志に固まっていた。
      「……砂場屋、俺は厨二病になる」
      鼓膜を震わせたその音に私は驚愕の念を抱いた。目の前のこの男は純情な学園モノや恋人同士の触れ合いを、電波少女に喜悦する男ではなかったか。何を思って私のいる世界に足を踏み込もうとしているのか、疑念は尽きない。
      …………しかし
      「そうか、応援してるよレモン飴の。いずれ成果を見せてくれ」
      友人の静かな、熱いその決心を、誰が折ることができようか。その苗が伸びるよう、私は言葉を返した。
      「ああ、待っていてくれ、必ず砂場屋(そこ)まで登ってみせるからな」
      それに挑むことを誇らしいと、そう彼は語り去っていく。
      「ああ、だがレモン飴屋………」
      君はひとつ失念している。厨二病とはなろうとしてなるものではない。そういったものが好きだからなってしまうものなのだ。果たして、彼はそのことに気がつくのだろうか……?

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