はなまるさんとモバ友になろう!
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- 2011/5/22 12:52
- あれから…⑱
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- 入学式当日、次男は欠席した。転学する気満々らしく、知っている顔を見ると決心が鈍るというのが彼の言い分だが。
通う筈の高校は津波でやられたので、すぐ側の高台にある隣の高校で入学式。しばらくは授業も教室や武道場を借りて行うらしい。
午後1時過ぎから夕方まで体育館に缶詰め。
転学について教頭に聞いてみた
自力で転学先を調べ書類を書く、編入試験を受け、受かったら転学先にめでたく転入。落ちたらそれまで…(°□°;)
避難区域にかかってない為、県外へ出るのは自己都合の転出、よって何の補助も無しという事らしい。
震災をキッカケに無職になった私が、地元で再就職は困難。
(年齢的にもね、ナイわ)
かといって、次男が編入試験に受かる筈が無い。
成績不振というか…何回も言ってるが、(誰の子だ?親の顔が見たい)っー位おBAKA。(あ親アタシだ
)
成績は最低、部活は帰宅部の彼が一期選抜で受かったのは殆ど奇跡。面接の終盤、「今までで一番頑張った事は?」と訊かれ、中3の夏休みに仙台の祖母宅まで片道200キロをチャリで走破した事を語ったのが決め手だったのかも知れんが(…マグレというか…運のいい奴)
「3食付き38000円の寮もあるし、制服も全員分は無いので内緒だが、支援物資として沢山届いているので貸与または支給も可能子供だけ残してはどうか」と教頭から言われた。
BAKAな子ほど可愛いというが、たった一人次男だけを残す気には到底なれない。 (はい、子離れ出来てません)
二人で話し合い、福島県脱出を取り止めた。
娘と次男と3人で暮らした部屋を引き払い、長男が1人で住んでた家へ引っ越し。空きがなく、やっと1日だけ借りられた軽トラで冷蔵庫と洗濯機だけ運び、壊れてしまった家電品やタンス類は、被災ゴミの仮置き場に持ち込んだ。
郊外の市民運動場など市内に何カ所かある仮置き場は瓦礫や家電品、家具などが堆く積まれている。自分で持ち込む人もいれば、主が居らず、ボランティアや市職員の手で運ばれたゴミも沢山あるんだろうなぁ…
残りは引っ越し業者も頼まず3週間掛けて、自力で荷物を運んだ。
先の事は判らんが、とりあえずここで生きて行く。
気ぜわしいまま2ヶ月たったが、きっと毎日何だかんだ云いながら普通に暮らして行くんだと思う。
さあ、今日は何をやろうか?…
- 入学式当日、次男は欠席した。転学する気満々らしく、知っている顔を見ると決心が鈍るというのが彼の言い分だが。