はなまるさんとモバ友になろう!
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- 2011/4/27 6:12
- あれから…⑯
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- 娘:「そんな格好してるからホームレスっぽく見えたんだわ(笑)」(うるさいよ)(-_-#)
私:「機能性重視なの!」
震災以来、履き続けのGパンにタンク(洗濯はしてるゼ)・ドタ靴といった具合。
同じく着続けのメンズジャケットのポケットには、実印・保険証・免許証・パスポート・年金手帳・預金通帳・現金・貴金属・医薬品・カッターナイフ・マスク・ゴミ袋・軍手・その他が入ってる(財産まるごと夜逃げセット)確かにホームレスっぽいな…
私:「家は失ってないけど、…職失った…」
娘:「腹、立たないの?」
私:「なんか、ホッとしてる」
娘:「ふーん。なんとかしてくれるんでしょ?」
私:「うん。泥船に乗ったつもりで任せなさい。」
娘:「大船!。泥船は沈むゎ」
4:25
話しているうちに、自宅に着く壁には大きなひび割れが縦に入り、うっすらと横ひびもある。柱の三方には縦に亀裂があり
壁と柱の間には隙間が出来ていた。余震の事を考え交代で寝るかと思ったが、作業効率も悪くなるので二人とも、ひとまず眠る事にした。
9:30
水道が復旧していたが、顔を洗う気にならない。
買ってきたミネラルウォーターでコーヒーを淹れ、残りで簡単に洗面した。娘が片付けている間に、地震で散乱した家具を片付け、次男の服を洗濯し風呂掃除をした。
もちろん二人とも入る事は出来なかった。
洗濯物を室内に干す事を娘が嫌がった為、コインランドリーに行く
津波で被害を受けた地域を除き街は活気を取り戻しつつある、かなりの店舗が営業再開していた。
マスクもゴーグルも帽子も着けず、普通に暮らす人々。傾いたままの電柱。波打ったり陥没した道路では小学生位の女の子が縄跳びをしている。
娘:「ここに居ると感覚が麻痺するね…明日には出よう。」
私:「目には見えないからね…直ちに健康被害は無いっっても長い間には蓄積したモノでどんな影響でるかわかんないし。」
娘:「収束した訳じゃないのに…皆よく平気だよね…」
その夜、娘は眠らずに荷物をまとめた。
…⑰へつづく
- 娘:「そんな格好してるからホームレスっぽく見えたんだわ(笑)」(うるさいよ)(-_-#)