ちぃさんの日記

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- 2011/4/11 22:44
- 明かりが消えた日
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- 2011・3・11
  
  午後３時まであと少しの時だった・・・
  ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ・・・
  大きく大地が揺れた
  
  ビルの谷が波打ってた
  
  木も草も空気さえも
  歪んで見えた・・・
  
  そして明かりが消えた
  
  誰もが想像出来なかった現実が
  目の前にあった・・・
  
  そして大きな波が
  あちこちの町を飲み込んでいった・・・
  
  あれから一ヶ月・・
  平穏な生活を誰もが願っていた・・・
  
  だけど夜の街からは
  明かりが消えていた・・
  道路の街灯も・・
  お店の看板も・・
  イルミネーションも・・そして・・観覧車も・・
  
  涙がこぼれた・・
  大好きな景色が違って見えた事に・・・
  
  それでも生きてる・・
  生きてるから生きる事を考えなくては・・・
  
  この一ヶ月・・・
  忙しく働く事が
  恐怖を克服するたったひとつの手段だった・・
  のんびりと桜を見て
  微笑んでいると
  誰もが上を見上げて通り過ぎた
  
  だけど今日もまた大地が大きく何度も揺れた
  
  神がいるなら問いかけよう
  「私たち人間をどこへ連れて行きたいのか」
  と・・・
  
  「今日は大切な大切な
  記念日なので
  どうか・・もう大地を揺らすのは許して下さい」
  私は神に手を合わせて
  祈りつづける・・・
  
  恐怖とは不安な事・・
  これ以上罪も罰も
  誰も望んでなどいない
  
  私に今出来る事は
  生きる事・・・
  そして祈る事・・・
  
  決して忘れはしない
  あの輝いてた景色と思い出と
  この悲しい歴史・・・
  たくさんの人に勇気を貰った事・・・
  
  そして笑顔が私の仕事なのだと・・・
  
  今夜も眠れない夜を
  どれだけの人が過ごすのだろうか・・・
  
  それでも明日は来るのだ
  
  私は最後まで諦めはしない！
  希望ある未来に・・・