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    • 2013/5/23 13:54
    • 抱いたものは空虚、得たものは幸せ
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    • どこから どう 書くべきか。
      ただ言えるのは、今が一番幸せなのだろう。
      生きていて良かったと思える心静かな日々。


      物心ついた頃から憎んできたモノが消えた。
      私が殺した。
      いや、正しくは、死ぬように仕向けた。

      私の前から父方の祖父が消えて1年になる。

      彼の日常は
      家の中をうろちょろ、ドアを少し開いて中を覗いて回る。
      寝室・居間・風呂場・仕事場 お構いなし。
      家族全員の行動を把握したいらしい。

      そんな生活に慣れたつもりになっていたが、たまたまその日は虫の居所が悪かったのか。潮時だったのか。
      仕事場の扉、開いた隙間にアルコールスプレーを噴射した。
      その後は
      今まで何度も見てきたにぎやかな修羅場。
      食品添加用のアルコールだから害はないのに、大袈裟だ。
      本当ならば出刃包丁を登場させたかったくらいなのに。

      彼の行動は日々エスカレートしていった。

      見るに見かねた父が扉という扉に簡易のカギをつけた。
      その結果、彼はキレたのだった。

      怒鳴られた母は、今まで見たこともないくらい泣き叫んだ。まるで小学生のように「うるさい。あっち行け。」と連呼した。
      結婚以来、積もり積もったモノが決壊して流れ出たらしい。
      数日間のストレスも相当だったのだろう。
      母のそんな姿に、とうとう父の堪忍袋の緒が切れたらしい。

      そんな一家団欒の光景を私は冷めた目で見ていた。
      そして『チャンス』だと思った。
      28年間の望みを叶える絶好の機会になるかもしれない瞬間。
      何度も何度も諦めてきた望み。

      過呼吸をよそおって倒れた。
      父の心にガンガン響くような泣き言を吐き、嘆願した。
      「あの人をどっかにやって。お母さんにも私にも近づけないで。もうイヤ、もうイヤ、、、」

      妻と子をおもう心 と 長男としての責任感
      私は天秤にかけるよう父に迫ったのだ。
      どんな腐った奴であれ、彼は父の父親なのに。
      しかし、申し訳ないとは思わなかった。当然でしょ。

      父は彼に親子の縁を切ると言った。
      「俺は妻と子供を守る義務がある。金だけは出してやるが、もう親とは思わん。」

      いろんな薬を飲んで、意識不明で彼が病院に搬送されたのは2日後だった。
      当て付けだろう。
      そこらの薬を腹いっぱい飲んだことろで、人間は死ねない。
      ましてや、すぐ他人に見つかる自宅でなんて。
      それは、私の時で十分に分かっていたはず。
      誤算だったのは
      若い人ならば回復するだろうが、八十いくつの年寄りには命取りになるということ。

      続く

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