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- 2025/3/11 7:55
- 太平洋戦争への道
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- 【太平洋戦争への道 1931-1941】
半藤一利
加藤陽子
保坂正康(編著)
刊 NHK出版新書
232ページ
880円+税
★★★★★
2025012
亡くなった半藤一利氏も参加した2017年のNHKラジオ番組の書籍化。
改めて事実に即した客観的な情報を得ることの重要性と優越感・劣等感を刺激された集団の排外性、主観的希望を客観的事実に簡単に脳内変換してしまう恐ろしさを思う。 後方視的に見れば政策中枢部だけでなくマスコミも国民も混然となっての愚かしさが明瞭に分かるが、おそらくその中にいるとムードにのせられてなんだかわからないうちに気づいたらああなっていたというのが実感ではないかと思う。
半藤一利氏・加藤陽子氏・保阪正康氏3名による鼎談で太平洋戦争が始まる前の背景から1941年の真珠湾攻撃まで半藤一利さんの体験と共に語る。最後に加藤氏が「戦争は暗い顔で近づいては来ない」保坂氏が「命令一つで命を奪った軍事指導者の罪」そして半藤氏が「日本人よ、しっかりと勉強しよう」という章が価値あり。がむしゃらに机にかじりついて勉強するのではなく、大メディアを全部信用することなく自分の意志、意見を持つことが重要だと感じる本。
- 【太平洋戦争への道 1931-1941】