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- 2025/2/9 14:25
- 力道山
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- 【力道山ー「プロレス神話」と戦後日本】
著 斎藤文彦
刊 岩波新書
244ページ
960円+税
★★★★★
2025006
戦後テレビの出現と共に日本人にプロレスが浸透。その中心人物が力道山!昭和のヒーローとして、また復興のシンボルとして日本プロレスの礎を築く。それを受け継いだのがジャイアント馬場とアントニオ猪木!
面白いのは、当時の対談記事などから力道山の持つプロレス観を指摘している点で、そこに「八百長」論とそれに対する反論、プロレスの暗黙のルールなどその後のプロレスでの主要な論点がすでに現れている。まぁショー的要素満載のプロレスだからなぁ。シナリオが出来ていてそれを逸脱した時はガチになる。
またこれまで力道山とプロレスとの出会いのきっかけとされてきた日系レスラーハロルド坂田との喧嘩のエピソードなど、これまでの「神話」や「定説」に疑問を呈しているところも読み所。デビュー前からすでに米国、政財界との人脈が太かったのも興味深い。
- 【力道山ー「プロレス神話」と戦後日本】