田中・三郎さんとモバ友になろう!
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- 2007/11/20 2:39
- 第弐.伍話『髪、抜けたらむこうに』 前編
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- ~第2実験室にて~
<ヅラァ>の実験が行われていた、装着者は1stチルドレンと呼ばれる女の子。彼女は水色の<ヅラァ>を常に被っている。
ビィー!ビィー!
部屋に警報音が鳴る。
『パルス逆流!シンクログラフ反転』
オペレ-タ-の女性が慌てるように言った。
『い、いかん!電源カットだ!』
少年の父こと総司令が実験の中止をつげた。
『だ、駄目です。信号拒絶されます』
オペレ-タ-が言い放つ。
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…3日後、少年が少女と話していた。
『君はヅラァを被るのが恥ずかしくないの?』
少年が少女に問う。
『なんで?』
少女は冷静に言った。
『いや…この間の実験が失敗したと聞いたから…』
少年は小さい声で言った…。
『あなた…司令の息子でしょ?』
『うん…』
『お父さんの仕事が信じられないの?』
『当たり前じゃないか!あんな父親!』
……パシッ!!
少女は思いきり少年をひっぱたたいた。
…少年は呆然と立ちすくんでいた。
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少年が<ヅラァ>装着の試験を受けていると。
ビィー!ビィー!と警報音がなった。
『未確認.強風接近!…パターン青!台風です』
本部がざわめく。
『来たわね。』
誰かが言った…。
『ヅラァンゲリオン装着!!』
少年は指示に従い。<ヅラァ>を装着し出陣した。
『台風内部に高出力エネルギー確認!』
ロン毛のギタリストが焦るように言った。
『なんですって?』
少年の上司が急かすように言う。
『駄目!戻って!』
『え?』
しかし、少年にその声が届いた頃には時既に遅し。
とてつもなく強い風が少年を襲った!!
『うわぁぁぁぁ!!』
少年の叫び声が響く。と共に<ヅラァ>が少年の頭から半分くらいズレてしまった。
『早く戻して!』
上司の命令が響く。
少年はヅラがズレるという恥ずかしい姿のまま医務室に運ばれた。
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『もう作戦はこれしかないわね!』
『これより作戦をヤシマ作戦と呼称します!』
『了解』
なにやら、勝手に作戦が決まったみたいだ。
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- ~第2実験室にて~