山秋さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2015/4/18 6:31
- 夏目友人帳個人的END SS ごっ
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よんっから続いてるよ!
(そんなのは嫌だ…)
そう、彼らとは種別の差を超えた…
「友人、なんだから…」
そう呟いた瞬間、部屋の中にごうっと凄まじい勢いの風が入り込んで来た。
がたがたと障子や襖を揺らすそれに、自然の風ではない、と身体が身構える。
落ち葉や枯れ木を巻き込んで吹きこんできたその風はやがて収まると、風の吹きこんで来た窓がぴしゃりと閉まった。
「!!」
見えていないだけでこんなに恐怖感が違うものなのかと思う。
今この部屋の中には確実に誰かがいるのだろう。害をなそうとする妖だったなら、階下にいる塔子さんたちには迷惑はかけられない。
じり、と後退する夏目をよそに、部屋に侵入してきた見えない来訪者は落ち葉と枯れ木を一つずつ、手に取って並べていく。
木の枝が宙に浮くたび、何かの規則性をもって畳の上に置かれているようだった。
(何だろう、前にもこんな光景を見たことがある気がする…)
慎重に近づいて畳に置かれていく木の枝や木の葉を見つめて夏目は、はっと息をのんだ。
畳に散らばる木の枝はナツメ、と文字を形作っていた。