すうさんとモバ友になろう!
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- 2018/4/2 23:36
- 啖呵売
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- 並んだ数字がまず一つ。物の始まりが一ならば国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島、泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、助平の始まりが小平の義雄。続いた数字が二。寄ってらっしゃいは吉原のカブ仁吉が通る東海道、日光結構東照宮、憎まれっ子世に憚る。産で死んだが三島のお仙、お仙ばかりが女じゃないよ。京都は極楽寺坂の門前で、かの有名な小野小町が、三日三晩飲まず食わずに野たれ死んだのが三十三。とかく三という数字はあやが悪い。三三六歩で引け目が無いという。負かった数字が四つ。四谷赤坂麹町チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姐ちゃん立ちションベン。白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。一度変われば二度変わる三度変われば四度変わる、淀の川瀬の水車、誰を待つやらくるくると。ゴホンゴホンと波さんが、磯の浜辺でねぇあなた、あたしゃあなたの妻じゃもの、妻は妻でも阪妻よ!ときやがった。続いた数字が六つ。六だっ!昔、武士の位を禄という後藤又兵衛が槍一本で六万石。七つ長野の善光寺八つ谷中の奥寺で、竹の柱に茅の屋根、手鍋下げてもわしゃ いとやせぬ。信州信濃の新ソバよりも、あたしゃあなたの傍が良い。あなた百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまでって云うやつ。どう? ほらっ! これで買い手が無かったらあたくし、浅野匠頭じゃないけど腹切ったつもり。ダメか? いくら見てたってダメ。いくら見てたって買わなきゃ。ね、そうでしょ?いくら掘っても畑にゃハマグリ出てこないっていうじゃないの。どう? たいしたもんだよ蛙のションベン見上げたもんだよ屋根屋のふんどしってね。はい! どうです? お安く負けちゃうよ。なぜこんなにお安い品物かと言うと、東京は花の都、神田は六方堂という大きな本屋さんが、僅か三十万円の税金で泣きの涙で投げ出した品物!だからこんなに安い