ももりがさんの日記

- 2011/4/7 22:11
- 被災者の老夫婦
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- 今日、レッカー出動依頼があって九州道福岡インターへ現場に着くとドロドロに汚れた宮城ナンバーのワゴン車が…
  乗っていたのは 70代と思われる御夫婦と2匹のチワワ話を聞けば津波で家が流され、熊本に住む御兄弟の所でお世話になるために宮城から30時間かけて福岡まで辿り着いた所でベルトが切れたとの事。津波の時は幸いお二人ともにワンちゃんを連れて外出中だったために命は助かったそうです。しかし「何もかも失ってしまいました」と疲れた顔でおっしゃっていました。依頼をしてきた損保会社のオペレーターからはレッカー代全額有料のお客様との事でしたが、とても代金を貰うわけにもいかず無料でサービスさせて頂きました。顔をくしゃくしゃにして「ありがとうございました」と何度も何度も頭をさげてお礼をおっしゃって頂き、何と言っていいかわからずに「私達には、これくらいの事しかできませんから」と言って現場を去りました。御夫婦とワンちゃんの熊本までの道のり、どうか無事でありますように。身近に被災者の方と触れ合い、これからのボク達のできる事を今更ながらに考えさせられる一日でした。