まゆたん☆=さんとモバ友になろう!
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- 2008/8/31 22:45
- おばあちゃんへ
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- 栗の鬼皮を渋皮を傷つけないようにきれいに剥くのが上手なおばあちゃん。
ぜんまいを揉むのが上手なおばあちゃん。
おばあちゃんのしわしわの手でやさしく揉まれたぜんまいは時間をかけて戻すとふっくらして格別。
ござの上に広げたぜんまいを丁寧に丁寧に揉んでた見慣れたあの姿。
5月には
たけのこの皮むきも一緒にしたんだよね。
あたしのよく知らない近所の人のことを楽しそうに、時にはしかめっつらしながら話していた。
鉛筆みたいな細い笹竹の皮むきも芸術的。
丸みを帯びた背中。
『肩もみしてあげる』
と言うと、決まって『あまりこってないからいいよ』と。
ガチガチの肩を
一生懸命に揉みほぐしていると間もなくして『疲れるからあといいよ』って気をつかってくれる。
『あ~楽になった』
おばあちゃんのその一言が聞きたくて、遊びに行くと必ず肩もみしてた。
おばあちゃんは
時々湿布の匂いがした。
髪はいつもきれいにオールバック。
いつも『きちんと』しているおばあちゃん。
ちっちゃい頃におばあちゃんが作ってくれたどら焼きやたまご寒天。
おいしかったよ。
一昨年のいとこの兄ちゃんの結婚式のときに着てたおばあちゃんの服。
最初は派手だと恥ずかしがってたおばあちゃん。
みんなに
品がいい
似合う
と誉められて照れていたおばあちゃん。
今度着るのはあたしの結婚式かなって言ったら、笑って『楽しみだなぁ』って言ってたよね。
お見舞いに行ったら、
あたしがヘルニアで入院したときにお見舞いに行かなかったのにと気にしていたおばあちゃん。
『お、め、で、と』
一字一字区切るように
顔を覗きこみながらちょっとおどけて言ってくれたおばあちゃん。
苦しいなかで
何回も『よかったなぁ』って言ってたおばあちゃん。
遊びに行くと
玄関まででてきて『よくきたなぁ』って迎えてくれて、
帰るときは玄関の外にでて車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれていたおばあちゃん。
鼻の高さは似なかったけど、
細かい作業が好きなところは誰よりもおばあちゃんから受け継いでいると思っているよ。
今年は
あたしが栗の皮むきするからね。
ありがとう
ありがとう
おばあちゃん。
- 栗の鬼皮を渋皮を傷つけないようにきれいに剥くのが上手なおばあちゃん。